想いを伝えよう。入れよう、テキスト。

こんばんは。あき(@aki_smomo)です。
本記事は、Tableau Tips * Tabjo Advent Calendar 2024 – Day5 を担当させていただきます。

3年連続5番目をゲットです笑

ありがたいことに、DATA Saberに挑戦中だった一昨年に書かせていただいたBACK 2 Viz BASICSのはじめかた・楽しみかたは、DATA Saber Bridge – 3rd参加中の方にご参照いただき、B2VBへの一歩を踏み出されている方が多くいるようです。
お役に立てて光栄です。

閑話休題。

わたし自身は今年、ほとんどVizを作れなかった代わり?にたくさんのVizを拝見する機会をいただきました。

そこで得た気づきをひとつ、共有させていただきます。

テキストを入れて伝わること

  • このデータについて知ってほしい
  • このデータから得た伝えたいことがある
  • できたVizを使って役立ててほしい

など

そういう思いの強いVizほどテキストがしっかりと入っているなと感じた1年。

  • データの説明
  • Vizの見方やフィルターなどの説明
  • 自身が得たインサイト、メッセージ

など

データやVizに知見があれば過剰?
データやVizに知見がなければ心地よいほど親切に、事細かに書かれていることが多いです。

それはまさに「Vizを見ればわかる」状態。
1つご紹介させていただきます。

わたしの好きな「Vizを見ればわかる」Viz


是非見て!≫データで始まるPM2.5探索 | Japan #VizGames Final 2024 by Satoshi Ganeko

驚きのテクニックや真似できないセンスの高さで表現されたチャートの美しさにはいつも感動します(上でご紹介したものも例に漏れずです)。

しかしわたしは、チャートの美しさだけでは到達できない「見ればわかる」Vizの美しさを目指したいなと常々考えているのです。

とはいえ、どこまでを必要十分なテキストとして入れるか迷うし、わたしはまだまだ不足していることが多く、それを課題として抱えていたけど、先日の山口で我らのもりたさん(@hiroakimo_tw)が答えをくれました。

「作者はずっとデータを見ているから」

作者はVizを作っている間ずーーーっとデータを見続けているから、「チャートにすべてを置いてきた」状態=チャートを見ればわかる気持ちになってしまい、説明テキストを端折りがちになるのだそうです。

なるほどたしかに。

わたしをはじめ、きっと多くの人は、Vizを作る前に必ずデータをよく理解して、それをわかりやすく表現しようとチャートを考えます。

この時点でデータを見ている自分はデータをよく理解してチャートにしているから、自分にはとてもよくわかるチャートができるに違いない状態です。

でも、初見の人にはどうだろう?
データに関するドメインがない人にも見て・使ってもらいたいとしたら、これで伝わるだろうか?

公開前に一度考え、見直すことを習慣にしたいと思いました。

これはパブリック活動に限った話ではありません。

作ったVizだけ見せても誰も理解できないから、
Vizを持って説明に行く。説明に行くところまでが自分の仕事である。

仕事をしていれば、そういう求められ方をすることもあるでしょう。

でも、いつもそうだとしたらそれは本当に?
本当にあなたが説明しなければ誰にも理解できないVizなのでしょうか。

テキストを入れることで理解を促進できないか、考えてみてはどうでしょう。
どういうVizなら見て理解できるのかを、見せる人たちに聞いてみてもいいかも知れないですよね。

それもひとつの、データを介したコミュニケーションだと思います。

今年もありがとうございました

2024年はVIZZIESの一員としてたくさんのVizを拝見し、貴重な体験もたくさんさせていただきました。ご縁もいろいろいただきました。ありがとうございました。

DATA Saber Conferenceもめちゃくちゃ楽しかったなあ!

進行形で“しげき的な日々”
みなさま引き続きお付き合いをよろしくお願いいたします。

ᔦᔧ✩𝕄𝕖𝕣𝕣𝕪 ℂ𝕙𝕣𝕚𝕤𝕥𝕞𝕒𝕤✩ᔦᔧ