こんばんは。あき(@aki_smomo)です。
アイキャッチは、合宿と称して仲良しの同期4人で泊まりに行った、先輩が働くホテルの朝食を食いしん坊盛りした様子です。誰よりも早起きしてすべておいしくいただきました。
本記事は、#PRFunho Advent Calendar 2025 – Day5 を担当させていただきます。
ここ3年は毎年Tabjoのアドベントカレンダーに参加させていただいていましたが、今年はM2、広報の仕事をしながら大学院で広報を学び、修士論文を書いていますので、今年は広報について、現段階での学びをシェアします。
進学のきっかけ
未経験でスタートアップの広報として働き始め、
1年経ったところでもっと、“広報の本質”みたいなものを知りたくなりました。
と書くと、なんだかかっこよさそうですが。
1人目広報で社内に広報がわかる人もおらず業務全般を手探りでやっていたので、最初はメディアリレーションなど業務のやりかたを教えてもらう講座を受ける予定でした。
ところが、講座を調べるほど当時の自分では「ただ動けるようになるだけで広報の面白さを理解できることはないだろう」という気がしてきた=つまり、自分に自信を持てなかったのだと思います。
「この仕事を続けるからには、ちゃんと面白がりたい」と、『月刊 広報会議』に載っていた大学院大学を受験しました。
大学院で学んでいること
「広報を学ぶ」というと、リリースの書き方やメディアアプローチのお作法をイメージされるかもしれませんが、大学院では「視座を上げる」ことに重点が置かれているように感じます。
授業は、自分の興味に合わせてメディア・社会・経営・リスクマネジメント・パブリックアフェアーズなどを横断的に学んでいます。
以下に、印象に残っている学びを少しご紹介します。
広報マネジメント:
現状と在りたき姿のギャップを埋めるために、誰に何をどうアプローチするか。
「オクトパスモデル」というフレームワークを用いて、戦略や施策を体系的に検討するプロセスを学びました。
ナレッジマネジメントと組織論:
広報は社外だけでなく社内への働きかけも重要です。
従業員と組織をフラットに捉え、それぞれの可能性を最大化するにはどうすればよいか、組織そのものをどう活性化させるかという視点を得ることができました。
実務(広報業務)への効果
「インプットした翌日すぐに実務に活かす」といった「実務と理論の往復」ができる点はまさに、社会人大学院ならではの醍醐味だと思います。
とはいえ、「この理論を使ったから、この成果が出た!」という直接的な結果はまだ得られていません。
それでも日常業務の中では、自分の意見が伝わりやすくなった実感があります。
以前は感覚的に話していたことも、学んだことを「裏付け」として整然と話せるようになったからかもしれません。
自分の意見を整然と話せるようになったことで、相手の話も同じように聞くことができるようになってきている気がします。
聞くのが上手になってきたことは、広報として大きな自信に繋がっています。
自分自身の変化
仕事をしながらの研究生活はハードですが、趣味のパルクールは定期的に続け、友人や姪とも遊び、ビールを嗜み、VIZZIESでは2年とも都知事杯Final Stageへ進出し、JFTUGのメンバーにもなり、ライブや映画や展にもけっこう行っています。
社会人大学院も学割はききます。
使わにゃ損です。
おまけに今年の半分は万博●●期間でしたので、仕事もプライベートも万博色に染まっていました。
そのため、研究が本当に進まなくて進まなくて、「これは論文を書ききれないかもしれない」と思った時期も長かったです。
遊んでばかりいないで勉強をやりなさいよ、というご意見はごもっともです。
それでも仕事もプライベートも全部やるのは、
「やると決めたことは全部やる」と決めて大学院に通い始めたこと、そして「決めた自分との約束を守る」ためです。
自分との約束を守っていると、どんなに上手くいっていなくても、自分を誇りに思って信じられるようになりました。
これは、進学前にはなかった自身の大きな変化です。
一緒に学ぶ「仲間」の存在も心強いです。
学内は先輩も同期も後輩も、学ぶ姿勢や仲間への協力を惜しまない人ばかりです。
しんどいタイミングがあっても、ポジティブに語り合える仲間がいることに早めに気づけたことで、何度も救われました。
進学をおすすめできる人
最後に、大学院進学をおすすめできる人を以下に挙げておきます。
- 広報を、業務という「点」ではなく、経営戦略という「面」で捉えたい人
- 社内や身近に広報の師匠がおらず、自分の羅針盤を求めている人
- 大人になっても熱く語り合える仲間が欲しい人
もし、あなたが「広報の仕事は好きだけど、何かが足りない」「経営にもっと深く関わりたい」と感じているなら、進学は選択肢の一つになると思います。
得られる「視座」と「自信」は、かける学費や時間以上に、今後の人生において代えがたい財産になりますよ。
今年もありがとうございました
仕事って、やればやるほど「こうしたい」「こうだったらもっといいな」など、やりたいことが増えますね!
そのため今年は自分の活動以外の広報界隈・Tableau界隈をすっかりご無沙汰してしまっていますが、業務と学びの相乗効果で、ますます楽しく活動しています。先生方・先輩方に後押しいただき、日本広報学会の学生会員にもなりました。
研究発表全国大会で大いに刺激を受けてきて、卒業後も働きながら研究を続けたい気持ちでいますが、まずは来春の卒業を目指して論文を書き上げます。
みなさま引き続きお付き合いをよろしくお願いいたします。
ᔦᔧ✩𝕄𝕖𝕣𝕣𝕪 ℂ𝕙𝕣𝕚𝕤𝕥𝕞𝕒𝕤✩ᔦᔧ