一度わたしももいでみたい。羽根木公園の梅

羽根木公園の梅

福祉団体がもぐから毎年「もがないでください」の札が立てられている羽根木公園の梅。

毎年梅酒と昨年から梅干も作り始めたわたしは、一度でいいから木になっている梅をもいでみたくてたまらない。

もぐだけでいいんだ、もぐだけで

もがれる前に落ちてしまっている梅を拾って帰ろうかと考えたこともあった。でも、落ちてしまう梅というのは、小さかったり傷んでいたりで食用には適さない雰囲気。

とはいえ、もいだ梅で梅酒や梅干を作りたいわけではない。

毎年梅の実が大きくなるのを眺めてるけど、一度もそう思ったことはない。

ただ「もいでみたい」のだ。

梅をもぎたい人の中にはもいだ梅をどうかしたい人もたくさんいるだろうけど、わたしはただ「もいでみたい」だけなのだ。なんでかわからないけど、もいだ梅を食べたくはない。

自分でも不思議だけど、もぐだけでいいんだ。もぐだけで。