水のような、じゃなくてこれ正に水じゃない!?ごくごく飲めてしまう危険な日本酒 田中六十五

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冬のぶり返しに熱燗が恋しくなってたところで、先日行った上野で見つけた掘り出しものをふと思い出したので今日はそのことを書きますよ。

危険な日本酒 田中六十五

上野といえばABABだよねっ(キャピ)♪というかわいいころもありましたが、あれから20年経った今のわたしは駅前のつるやの2階がとてもお気に入り。

こないだ久しぶりに行ったらリニューアルしておしゃれなバーみたいになってたもんだから「えー!ぜんぜん違う店になっちゃってるヨ!?」って思わず店員さんに言っちゃったけど、すかさず「おそばはつるやと同じですよ」と返され、大人しく入店。

そこで出会ったのがこの、田中六十五。

すでに上野公園で桜を見ながらビール1本飲んじゃってたから、最初から日本酒の口で行って頼んだ2杯目。(1杯目も美味しかったけど田中六十五のインパクトですっ飛んだ)

品書きの説明には“福岡の田中さんが米を65%まで磨いた酒”(と書いてあったかな?たしか)だから田中六十五という名前なんだそう。

日本酒は米をどれくらい磨くかがどれくらい精度?を増すかにかかってくるってのは知ってたから「よ~し、田中さん。どんなもんか試してみたろう」とね。

どうせ酔っぱらってたら味なんかロクにわかんないクセに挑んだんすよ。

したら一口飲んでたまげたね!

これ水、いや、とんでもない。清い水だよ。清水(きよみず)。

スイスイごくごくあっという間に頼んだ半合を飲みきってしまったわたしは、もっと飲みたい気持ちを抑えるために他の日本酒を半合飲んで、つるやの2階改めTOWAをあとにしました。

あの日あのまま気の向くままに田中六十五を飲み続けてたら、上野公園の花見客にまぎれて西郷さんの足元に失礼ブチかますトコだった。

危険すぎるぜ、田中六十五。