わたしは小さいころから隙あらばサボる性格、いや、隙などあろうがなかろうが自分がサボりたければサボるな・・・とにかく怠惰な人間だった。
だって、今やりたくないんだもん。
しょうがないじゃんって感じ。
だったんだ。
それが最近は「だって今~」が出る前にやる。
とにかく手をつける。
そうするとじゃんじゃんコトが運んで、頭の中に浮かんでたものが形になる。
そして、わーいやったー♪ってなる。
人間はいつか必ず死ぬ
こんなこと、小学生くらいにもなれば誰でもわかることだろうし、いい歳こいてるからそれなりに知人の死を見てはきた。
でもまだ自分は死なないだろうと思ってたのかね。
きっかけが何か忘れたけど、昨年末ごろふと自分が死んだあとのことを考えた。
家事の段取りを書き残した方がいいだろうなとか、SNSにわたしが死んだことを告知してもらうにはどうしたらいいか?調べたり、葬式はしなくてもいいけどただ焼かれるだけってのも寂しいなとか、けっこうリアルに。
そしたら死んだあとのことより生きてる今、あんまし何もしてないなぁと。
で、年が明けてから「だって~」の前にやるように少しがんばった。
ら、がんばらなくても勝手にやるようになってきた。
最近は、どうせいつか必ず死ぬんだからやりたいことぜ~んぶやっとこうって感じ。
でも、だからって焦ってることもないんだよな。
今まで「だって~」でサボってたこと、やってみたらとても楽しくて「な~んだ。こんなに楽しかったのか。知らなかったなぁ」と新鮮な気持ち。
死なない体だったらこの気持ちは一生味わうことがなかったろうね。