BACK 2 Viz BASICSのはじめかた・楽しみかた

こんばんは。あき(@aki_smomo)です。
本記事は、Tableau Tips * Tabjo Advent Calendar 2022 – Day5 を担当させていただきます。

わたしは今、DATA Saber Bridgeというプロジェクトに参加してDATA Saberになろうとしています。
その中で行われた事前勉強会にて教えていただき、自分でもやってみて「これはいい!」と思ったものを紹介させていただきます。

それは・・・

BACK 2 Viz BASICS
https://www.thetableaustudentguide.com/vizbasics

「Tableauを使い始めたばかりの人を支援するプロジェクト」とのことですが、
Tableau初心者だけが対象ではなく、スキルのある方も「きれいで鮮明なチャートを作る方法を復習できる」ようになっているそうです。

BACK 2 Viz BASICSのはじめかた

サイト内HOW TOより、参加方法は以下の通りです。

  1. HOW TOにある2名のプロジェクト主催者のTwitterと、data.worldのBACK 2 Viz BASICSをフォローする
    Twitterもdata.worldもアカウント作成は無料です。フォローすると新しいお題が発表されたときに通知されます。data.worldはお題で使用するデータのダウンロードに必ず使います。
  2. CHALLENGESを見て取り組むお題を決める
    TeaserからWeek26まで予定されています(2022/12/4現在)。お好きなものを選びましょう。
  3. お題をクリックして詳細を確認し、データをダウンロードしてVizを作成してTableau Publicにて公開する
  4. SUBMISSION TRACKERフォームで作成したVizについて報告する
    以下Viz Back 2 Viz Basics Submission Trackerにご自身のお名前と作成したVizへのリンクを貼ってもらえます。
  5. ハッシュタグ#B2VBと主催者2名への@をつけてTwitterにVizのURLを投稿する(以下参考までに)

Tableau初心者のわたしがやってみた感想

「BACK 2 Viz BASICSというのがあるよ」と教えていただいた翌日からApply前まで、実際にチャレンジしてみました。

  • お題がシンプルで、Viz作成に慣れていなくても参加しやすい
    「●●チャートを作ってください」「○○(機能)を使ってください」というシンプルなお題で、それさえ守れば、あとは指定のデータを使って自由にVizを作れます。
    SUBMISSION TRACKERを見ると、スキルのある方は凝ったVizを作られていますが、わたしのような初心者もムリなくこなせる内容です。
  • 好きなお題を選べるって自由でいいな
    隔週で新しいお題が出されていて、参加はどれでも&どこからでもOKです。お題は現在20以上ありますが、全お題をやらなければいけないルールはありません。
    (※HOWTOによると、お題の発表から1週間以内に作成・エントリーされたVizは主催者にレビューを共有していただけるようですが、レビューの共有はViz公開に必須ではありませんので、作成期限もないといっていいでしょう。レビューが欲しい場合はお題の発表を待ちましょう)
    わたしはTableau初心者&こういうマス目はすべて埋めたい性格のため、全部やるつもりでTeasarから進めています。笑
  • そのまま使えるデータがあるってありがたい
    Vizにするデータを探すのも大変ですが、見つけたデータをVizに使えるように整備・加工するのも一苦労ですよね。
    BACK 2 Viz BASICSにはダウンロードしてそのまま取り込めるデータをご用意いただけているので、お題をロックオンしたらすぐにでもViz作成に取りかかれます。

このように、BACK 2 Viz BASICSはとても簡単に取り組めて、続けやすいと感じています。

Apply後は試練に追われて新たなお題に手を出せていませんでしたが、進め方をつかめてきた気がしますのでまた徐々に再開していきます。

※Vizに使用したデータの出典元をViz内に記載する理由


Tableau PublicにVizを公開する際、わたしは必ずVizに使用したデータの出典元をViz内に記載しています。

使用データの出典元を明記すると、Vizの“信ぴょう性”が高まると考えているからです。
(出典元さえ載っていればすべて信頼できるというわけではない点は厄介ですが。。)

データビジュアライゼーションの目的は、Vizを見てくれた人の心を動かし、次のアクションを起こしてもらうところにあります。

そのとき、動機となった情報=Vizの信ぴょう性の高さは重要な指針として機能してくれるはずです。

公開・提供いただいたデータの場合はお礼やマナーの気持ちもあります。

オープンデータはデータが置いてあるURLを、クローズドのデータは提供元のお名前のみを書かせていただいています。

BACK 2 Viz BASICSの楽しみかた

自分でVizを作って楽しむ以外に、BACK 2 Viz BASICSのこんなところを楽しんでいます。

  • 表現の違い
    シンプルなお題だからといって、似たようなVizはほとんどありません。人間って本当にクリエイティブです。
  • 切り口の違い
    情報量の多いデータを使う回は特に堪能できます。同じデータでも10人いれば10通りの見方があり、10通りの表現があることを実感します。
  • 「やってみたい!」と思う表現からテクニックを逆引き
    どう作ったのか気になるVizをダウンロードして中身を見る楽しみかたです。Vizをダウンロードすると、ブラウザで見えていたダッシュボード(またはシートなど)以外もすべて確認できます。同じお題で作られたVizをまとめて見比べられるため、初心者のわたしは、より自分が「やりたいけどできなかった」テクニックを見つけやすいと感じています。
    ※ダウンロードはTableau Publicの基本機能です。Viz右上のダウンロードボタン(以下参照)からできます。
    ※※作者がダウンロードを許可していないVizはダウンロードできません。

BACK 2 Viz BASICSのすゝめ

わたしのようにTableauを使い始めたばかりの初心者は、シンプルに勉強になりますので是非はじめてほしいです。

(Tableauのスキルに関係なく)わたしと同じくDATA Saberを目指している方には、試練であるコミュニティ活動のひとつ「Tableau PublicへのViz投稿」の一助も担ってくれるでしょうから、是非はじめてほしいです。

腕に覚えのあるTableauユーザーの方、同じデータを使ってあなたの腕で作られた「きれいで鮮明なチャート」を見て感動&勉強させていただきたいので、是非はじめてほしいです。

Special Thanks

本記事を書くにあたり、お世話になったみなさまです。

  • いまながさん(@ntmimng
    事前勉強会を主催いただきありがとうございました。わたしと同じくDATA Saber Bridgeに参加中で、Apply後の現在はEoEという勉強会も開催されています。
  • みのるさん(@minoru_tech
    BACK 2 Viz BASICSを教えていただきありがとうございました。DATA Saber Bridgeの師匠sのおひとりでDATA Saber、中国Tableauユーザー会の幹事でもあります。
  • kanaさん(@hydrangea1722
    いつもサポートいただきありがとうございます。Tabjo幹事でDATA Saber、わたしの自由を尊重しつつ道を誤りそうになったらしっかり正し、挑戦期間をともに駆け抜けてくださっているわたしのお師匠です。
  • Tabjo(@DataHeroines
    本企画に参加させていただきありがとうございました!エモーショナルかつ勉強になる楽しいイベントしか見たことのない、女性の女性によるみんなのTableauユーザー会です。大好きです。

Tableau Tips * Tabjo Advent Calendar 2022は、クリスマス当日の12/25(日)まで続きます。
わたしのお師匠kanaさんも12/14(水)に登場予定です。

引き続きお楽しみください。