ミイラは“人”か?それとも“モノ”か?

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先日上野へ赴いて、短時間だけど国立科学博物館へ行ったんだす。期間限定の特別展でなく、いつでも見れる常設展の方へ。

中に入るとすぐ見れるのが、シアター36○。

なんてことはない映像解説かと思ったら、恐竜の中をすり抜けたり宇宙を漂わされたりして10分くらいだったのにわくわくしちゃった。ナレーションは竹中直人だったよ。

シアターを出てからまず向かったのが、地球館の地下3階。

国立科学博物館をざざっと見学

こないだ読んだ目で見る物理には書いてなかった(と思う)元素記号をけっこう発見。そのうち4つはウンウン言ってた。

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これ、地球に落ちた隕石で一番デカイやつだって。

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ガリレオ・ガリレイが作って初めて宇宙を見た望遠鏡は金色で装飾がゴージャス。

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もっとあったけど、今日はざっとということで、地下2階へ上がる。

化石ってものすごくキレイな形で発見されるものなのね!

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鉱石はなかなか無茶な飾りかたをしてて、それが意外にツボだった。

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そしてふと視線が気になり顔を向けると、見られてた。

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こわいから(笑)あわてて骨ゾーンに突入。

昔の動物ってデカイのね!

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と思ったら、わたしの好きな馬はこんなに小さかったらしい。

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それでもやっぱりデカイのが多いね。

これ、現代のカメみたいよ。

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キバもツノもやたらデカイ!長い!

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あ、ゴリラ先輩、ちーす。

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シロテナガザル、オランウータン、ゴリラ。の骨。

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大きさも違うけど、手足の長さや骨盤とのくっつきかたが人間とは違うことがよくわかった。だからって別に何があるわけでもないけど。

そして今回の最大であり最終目的、江戸時代の女性のミイラを見に日本館へ移動。

江戸時代の女性のミイラ

博物館側がプライバシーを尊重して(だったかな?)写真撮影は禁止だったので、大人しく解説映像と実物を見る、じーっと見比べる。一緒に眺めてる赤の他人の人たちと。

わたし、ミイラって実際に見るまでは“モノ”という感覚が強かったみたい。

実際に見たら、肌はカサカサだし髪は残ってるけど煤けてるし目玉はないし、何よりもう動くことがない。だけどやっぱり“人”なんだ!と強く感じた。

この人は200年前くらいにたしかに生きてて、そして死んで、今に至ってるんだな~と思ったら、話してみたくなったよ。

何才なの?
恋人はいるの?
結婚してるの?
子どもはいるの?
どんなお仕事してるの?
何してる時が楽しいの?

ありきたりな質問ばかりだけど、きっとビックリする答えが返ってくるんだろうな。

ちなみに日本は土壌が酸性だからミイラとして現代まで残ることはごく稀だそう。
彼女が納められてた棺?が分解を防いだんだって。