ずっと変わらないといいなと思ってた

つつじ

わたしは祖父母、特におばあちゃんが大好きだ。

おばあちゃんもわたしが初孫だからか、どの孫よりも(なんだったら自分の子どもたちよりも)かわいがってくれていた。

祖父母は80オーバー

時は流れて祖父母は80才を迎え、わたしも36才になった。

おばあちゃんには小さいころ「あなたがおばあちゃんの年になるころ、おばあちゃんはもうこの世にいないかも知れない」とよく言われた。

わたしとおばあちゃんは43才離れていたので、わたしが43になったらおばあちゃんは86。だからわたしもそういうものだろうと、おばあちゃんと過ごす時間をとても大切にしてきた。

だがしかし。

予言の年まであと6~7年の2015年、おばあちゃんはピンピンしている。体は小さくなったし、腰が痛いと杖を持って歩くようにはなったが、頭はしっかりしている。おじいちゃんに至っては、家事もテキパキこなすし、車も運転するし、誰が見ても80とは思わないだろう。

二人がいつかいなくなってしまうのは寂しいと思っていたが、今のところ二人ともいなくなる気配はまるでない。なんならわたしの方が先に逝ってしまいそうだ。

変わらないといいなとは思ってたけど、まさかここまで変わらないとは・・・